用語集

バリ(ロス)

ブロー成形(中空成形)におけるバリ(ロス)と呼ばれる製品以外の部分(切り取る部分)、つまり余分に生成される樹脂のことを指します。
ブロー成形では、製品の幅より大きくパリソンを出す場合があります。(※金型上下部分は必ずバリを挟みます)
その場合、金型の合わせ部分はPL(パーティング)面より外側にパリソンがはみ出します。そのはみ出した樹脂部分をバリ(ロス)と呼んでいます。

ブロー金型の場合、製品形状にプラスしてPL(パーティング)面より外にバリ(ロス)をはさむ事も想定し、喰い切りというバリ部分を溜める溝が掘り込んであります。
また離型後の成形品はバリ(ロス)が付いていますので、後加工でカットします。
そのバリをカットしやすい用に、喰い切りに幅1mmから1.5mm程のパーティング面と同様の構造でバリを潰す為にバリ切りと呼ばれるサンを設置することもできます。

バリ(ロス)は細かく粉砕して再使用されます。