製品事例

トラック向け 吸気バーチカルダクト  金型

トラック向け 吸気バーチカルダクト  金型
トラック向け 吸気バーチカルダクト  金型
トラック向け 吸気バーチカルダクト  金型
トラック向け 吸気バーチカルダクト  金型
種類ダイレクトブロー成形品
業界トラック
製品材質PP(ポリプロピレン)
金型材質S55C
加工方法3軸制御マシニングセンタ等
製品サイズ1059*357*119

詳細説明

トラックの吸気ダクト

ダクト本体とレゾネーターが一体化した設計で、空気の流れを最適化しつつノイズ低減も実現する重要な部品です。一般的な単純形状ではなく、凹凸形状と多様な接続管(連通管)が絡み合った構造です。

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潰し分割による一体化(レゾネーター+ダクト)

本製品はダクトとレゾネーターが潰し形状(プレス)で区分けされながら、一体化で成形されています。凹凸が多く、連通管と呼ばれる管でお互いが接続されています。

この連通管は、仕様により径を変える為、差し替えのできる駒構成になっています。

 


差し替え構造:仕様に応じた連通管

連通管と呼ばれる部分は、仕様に応じて管径が変更されるため、金型側では「差し替え駒」構成を採用しています。これにより、製品仕様が変わった際も金型全体を作り直す必要がなく、コスト効率の高い仕様変更の対応が可能となります。

当社の加工技術と組立ノウハウが生かされています。

 

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スライド構造による離型

潰し部分はアンダーカット形状となっており、通常の金型構成では離型が不可能なため、スライド構造を組み込むことで対応しました。このスライドは成形後に金型内で横方向に動き離型を実現します。

 

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ブラケット用の穴

製品にはブラケット固定用の穴が必要です。成形後にひとつずつ穴をあけると手間がかかります。そこでピアス仕様を採用しています。ピアスとは製品面に垂直に立つ凸のピン形状です。このピアス部はパリソン(溶融樹脂)をプレスして成形します。

成形品の正面から見ると凹ですが、反対側はピアスの形で凸になっています。成形後はこの凸の余剰部分(ロス)をナイフでカットするだけで穴加工が完了します。

 


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