技術提案事例
「溶接」 欠損した形状の修復
Before
パーティングラインの破損
ブロー成形の金型は、溶融樹脂(パリソン)を金型で挟んで成形する構造のため、パーティングライン部が破損することがあります。
特にダイレクトブロー成形において、長期間使用している金型で発生しやすく、主な原因としては以下が挙げられます。
・型締め時に負荷が均等に分散されないこと
・金型自体の経年劣化による強度低下
欠損部を社内溶接でスピード復元
生産中に金型が破損すると、成形ラインを停止せざるを得ず、生産計画に大きな影響が出てしまいます。 そのため弊社では、破損部の溶接補修(肉盛り)を社内で迅速に実施できる体制を整えています。
欠損した部分を適切に肉盛りし、形状を復元することで、短時間で復旧が可能です。 これにより、お客様の生産ライン停止時間を最小限に抑えます。
下図は、肉盛の施工を終えた状態です。
アルミの金型に、アルミの熔材を接合して、欠損した部位に肉付けをして補填しています。
ここから、形状の復元をしていきます。
※掲載写真は別の金型です
After
肉盛り後は、必要に応じて仕上げ加工や面精度の調整を行い、成形品質に影響が出ない状態まで復元します。
これにより、コストを抑えつつ、短納期での修復対応が実現できます。
まとめ
社内溶接による迅速対応
弊社では溶接機器を導入し、一般的に高度な技術を要するとされる「肉盛り」に対応しております。
これにより、金型の摩耗や潰れといった経年劣化による破損・欠損部の修復が可能です。
さらに、軽微な形状変更にも肉盛りは有効であり、大掛かりな加工を行うことなく対応できます。
その結果、工期の短縮およびコスト削減を実現いたします。
