製品事例

”4分割スライド設計”ダクト(自動車向け) 金型

”4分割スライド設計”ダクト(自動車向け) 金型
”4分割スライド設計”ダクト(自動車向け) 金型
”4分割スライド設計”ダクト(自動車向け) 金型
”4分割スライド設計”ダクト(自動車向け) 金型
種類3次元ブロー成形品
業界自動車
製品材質PP+TPO(ポリプロピレン+ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー)
金型材質アルミ
加工方法3軸制御マシニングセンタ等
製品サイズ352*235*202

詳細説明

3次元ブロー成形:スライド構成による干渉防止

インサート部と蛇腹部は、それぞれスライド機構によって成形されますが、干渉が起こらないよう設計段階からスライドの動線を最適化。さらに、成形時のパンク(樹脂の破れ)を防ぐために、中子(なかご)を同時にスライドさせる工夫も施されています。これにより、成形不良のリスクを大幅に抑えることが可能となっています。

この製品に対する中子スライドが機能しているのは、円筒形状のインサート(赤色)の内面に当たる部分です。成形品は中の穴を塞いだ状態で成形することを目的としており、後加工で穴をあけます。

成形時に穴を設けてしまうと、溶融樹脂(パリソン)が膨らみ続けてパンクしてしまうからです。

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急傾斜の開口部に対応した4分割スライド設計

本製品のもう一つの特長は、急傾斜の開口部。通常のスライド構成では成形が困難ですが、4つ割構成のスライドを採用することで、スムーズな離型を実現。限られたスペースの中でもスライドするパーツ同士が干渉しないよう、緻密に設計された金型構造となります。

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