製品事例

医療向け”小型スポイト” 金型

医療向け”小型スポイト” 金型
医療向け”小型スポイト” 金型
医療向け”小型スポイト” 金型
医療向け”小型スポイト” 金型
種類ダイレクトブロー成形品
業界医療 
製品材質LDPE(低密度ポリエチレン)
金型材質NAK材
加工方法3軸制御マシニングセンタ等
製品サイズ3*10*116

詳細説明

細く小さい

直径わずかΦ3という非常に細く小さな製品でありながら、ブロー成形技術によって大量生産が可能です。

製品肉厚は0.5mmです。

 


細径・薄肉形状に応えるブロー成形金型

ブロー成形が選ばれる理由は、内部に中空構造を持つ設計への対応力と、生産効率の高さにあります。大量生産を支えるため、使用される金型には高硬度の鋼材が用いられ、耐久性が高められています。これにより、長期間の稼働に伴う負荷を最小限に抑え、製品精度を安定的に維持することが可能になります。

さらに、細径かつ薄肉といった成形難易度の高い製品であっても、ブロー成形で対応することができます。

 


医療・食品用にPP・PEが使われる理由(耐薬品・耐熱性)

こちらの製品素材は、LDPE(低密度ポリエチレン)が使用されています。柔らかく、しなやかで耐寒性・耐薬品性が高いですが、耐熱性は弱い特性があります。

PPやPEは、医療業界での精密用途はもちろん、玩具や菓子などの分野でも利用されています。特に、医療や食品向けでは安全性や品質が重視されるため、材料選定が重要です。

PP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)は酸・アルカリ・アルコールに強く、内容物の影響を受けにくい「耐薬品性」があります。さらにPPは「耐熱性」もあり、熱湯消毒や滅菌に対応できるため、医療や食品分野で多く使われています。

対して、PEは高温には弱いですが「低温」でも柔軟性・耐衝撃性を保てます。

 

特性 PP(ポリプロピレン) PE(ポリエチレン)
耐熱性 高い(連続使用100~110℃、短時間130℃まで) 低い(約80℃前後で軟化)
低温特性 脆くなりやすい(0℃以下は注意) 優れる(-70℃~-100℃でも柔軟性保持)
耐薬品性 強い(酸・アルカリ・アルコールに安定) 強い(酸・アルカリ・アルコールに安定)
耐衝撃性 普通 高い
成形性 成形しやすい 成形しやすい
用途例 熱湯容器、医療用器具、滅菌対応品 冷蔵・冷凍食品容器、耐衝撃部品

 


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