製品事例

”無理抜き”ダクト(建機向け) 金型

”無理抜き”ダクト(建機向け) 金型
”無理抜き”ダクト(建機向け) 金型
”無理抜き”ダクト(建機向け) 金型
”無理抜き”ダクト(建機向け) 金型
種類3次元ブロー成形品
業界建機
製品材質PP+TPO(ポリプロピレン+ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー)
金型材質アルミ
加工方法3軸制御マシニングセンタ等
製品サイズ464*269*163

詳細説明

3次元ブロー成形:コブラ形状

本製品は、「コブラの頭部」のような形状を持つブロー成形品で、下部にゴム質の射出成型品、さらに側面には小径パイプ状の射出成型品をインサートして成形しています。両方のインサート部にはそれぞれ中子を含んだスライド構造を採用し、成形時のパンク(破れ)防止にも配慮した設計です。複数の材質や機能を一体化することで、後工程を削減し、組立て工数の削減に大きく貢献しています。

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無理抜き:スライドを省略して型費を削減するご提案も。

本製品の特徴は、小開口部に若干のアンダーカットがありますが、ソフト材を使用しているため、スライド構成を用いずとも”無理抜き”で難なく離形可能です。このように、製品形状や材料特性を活かした金型設計によって、成形性と生産性の両立を図っています。

「無理抜き」とは、製品を金型から取り出す際に、製品の形状が金型のアンダーカット部分に引っかかる状態で、それを力づくで取り外す方法を指します。通常、アンダーカット(製品が金型からスムーズに離型できない箇所)を持つ製品は、特殊な金型構造やスライド機構などで対処する必要がありますが、無理抜きではあえて力をかけて取り出します。

設計段階でお客様と協議のうえ、アンダーカット部に関してはスライド機構を省略する選択も可能です。ソフト材の特性を活かし、製品機能を損なうことなく型構成の簡略化とコストダウンが可能な事例となっています。

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