製品事例
医療介護ベッド床板(5種アッセンブリ) 金型



種類 | ダイレクトブロー成形品 |
業界 | 介護用品 |
製品材質 | PP(ポリプロピレン) |
金型材質 | S55C(炭素鋼) |
加工方法 | 3軸制御マシニングセンタ等 |
製品サイズ | 912*581*50,912*274*49,912*480*52,912*355*49,912*365*41 |
詳細説明
5種類のブロー成形金型
医療用ベッド(掲載画像)は、5種類のブロー成形品を組み合わせています。
当社で、全5種類の金型を製作しました。
いずれも異なる形状を持ちながら、薄肉で軽量、かつ高い剛性が求められる製品です。
薄肉ながら凹凸の多いデザイン
製品は全体的に厚みが薄い構造ですが、強度確保やデザイン性の観点から、リブや曲面、段差などの凹凸が多く設けられています。こうした構造は成形時に空気の流れを妨げやすく、成形ムラや膨らみ不足といった問題が発生しやすい傾向があります。
技術対応としては、金型内部の空気の滞留が懸念される深リブ部や袋状構造の排気設計を最適化します。
表面処理
表面にはサンドブラストが施されています。サンドブラストをかけることで、成形品表面の光沢を抑え、マットで高級感ある質感を出せます。他は、製品の傷が目立ちにくくなります。
また、金型表面の微細な凹凸を作るため、型内の空気が抜けやすくなり、ブロー成形時のベント性能(ガス逃げ)が上がります。
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