製品事例

常識を打ち破る!カーボンニュートラル燃料(水素)GRカートの外装

常識を打ち破る!カーボンニュートラル燃料(水素)GRカートの外装
常識を打ち破る!カーボンニュートラル燃料(水素)GRカートの外装
常識を打ち破る!カーボンニュートラル燃料(水素)GRカートの外装
常識を打ち破る!カーボンニュートラル燃料(水素)GRカートの外装
種類ダイレクトブロー成形
業界自動車
製品材質PP
金型材質アルミ
加工方法3軸マシニングセンタ等
製品サイズフロント 1200*400*300       サイド 1000*250*450      リア 1200*150*300 

詳細説明

この度、弊社がブロー金型の製作を担当させていただいたのは、次世代のレーシングカート、バカーボンニュートラル燃料(将来的に水素に転用)で走るGRカートの外装パーツです。 高度なデザインと安全性が求められるこのプロジェクトにおいて、弊社の特殊ブロー金型技術が採用されました。

 


製品概要:GRカート,外層パーツ (フロント・サイド・リア)

 

部品名 色(CAD画像より) サイズ(概寸) 特徴
フロントバンパー(①) カートの顔となる部分で、安全性と美観を両立。
サイドプロテクター(②・③) 1000×250×450mm 車両側面を保護しつつ、流線形のデザインを実現。
リアディフューザー(④) ピンク 1200×150×300mm 後部の整流と保護を担う複雑な形状。

特殊ブロー金型が選ばれた理由と技術的ポイント

 

この大型でデザイン性の高いGRカート外装パーツにブロー成形が採用されたのは、お客様が抱える以下の課題を特殊ブロー金型がすべてクリアし、最適なソリューションを提供したからです。

 

1. 美観が求められる「車体外装」への対応力

  • 幅広い複雑な形状への対応: 従来のブロー成形は、中空構造や単純な形状に用いられることが主流でした。しかし、本製品のような立体的な曲面や複雑な3次元形状を持つカートの外装にも、弊社の特殊ブロー金型技術は完璧に対応し、デザイナーの意図した形状を忠実に再現しました。
  • 新たな用途への展開: これまで自動車関連ではエンジンルーム内の機能部品への採用が主でしたが、今回は**人目に触れる外装パーツ(美観が求められる部分)**への適用に成功。ブロー成形品の用途の可能性を大きく広げました。

 

2. 大型製品低コスト短納期を実現

  • 圧倒的なコストパフォーマンス: 一般的に外装パーツに用いられる射出成形金型と比較して、安価に金型を製作できるため、試作や小ロット生産において大きなコストメリットを提供しました。
  • 大型成形への対応力:大で約1200という大型製品に対応する金型を製。           これは、ブロー成形が大型のパイプやタンクなどの製作を得意とする技術特性を活かしたもので、大型の車体パーツ製作における強みです.

 


まとめ:ブロー成形技術の無限の可能性

 

カーボンニュートラル燃料で走るGRカート外装パーツの事例は、中越製作所の特殊ブロー金型が、「大型」「複雑な3次元形状」「高美観」「低コスト」という、複数の難題を同時に解決できることを証明しました。

この成功事例は、ブロー成形が持つ計り知れない可能性を示しています。今後も、お客様の「こんな形は無理だろう」というご要望に対し、最適なソリューションを提供し続けてまいります。

 


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