製品事例
食品保温箱の蓋(保温・保冷管理) 金型




種類 | ダイレクトブロー成形品 |
業界 | 食品 |
製品材質 | HDPE(高密度ポリエチレン) |
金型材質 | アルミ |
加工方法 | 3軸マシニングセンタ等 |
製品サイズ | 568*468*40 |
詳細説明
「保温箱のフタ」ブロー成形と発泡素材
この製品は、お弁当の配達や宅配サービスなどで使用される保温箱のフタとして活躍しています。
ブロー成形で作られた中空構造により、軽量で取り扱いやすく、断熱性にも優れた製品になっています。
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空洞に発泡材を充填し、保温性を大幅に向上。
ブロー成形品の空洞部分に発泡素材を充填することで、保温性能が格段にアップします。単なるブロー成形品では実現できない断熱効果を付加し、内容物の温度を長時間保持することが可能です。
こうした「中空+充填」という構造は、食品や医療分野など温度管理が重要な用途において、非常に有効なアプローチです。
嵌合性を考慮した金型設計
保温箱本体との嵌合が求められるフタ形状のため、ブロー成形でありながら高い精度が求められます。蓋と本体がしっかりとフィットするように、金型設計の段階から嵌合性を意識し、寸法のばらつきを最小限に抑える設計となります。
膨らみを抑える矯正治具も設計・製作
発泡素材を内部に充填する際、熱や圧力により製品が膨らむ恐れがあります。
それを防ぐため、弊社にて同時に専用の成形後治具を設計・製作しました。
これにより、安定した外観と機能性を確保させます。
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